音は出てしまった後

(プレイヤーの外へ出てしまった後)では既にもう過去のものとなり、プレイヤーの意識は次の音へ向かう(勿論「音」そのものも次の音へ向かうが、今回は意識の話)。読譜でも即興でもジャズでも(その他諸々)、常に一音先二音先を読んでプレイする。でも私の長年の悪癖で一つの音に留まってしまう。だから例えばG-7/C7/Fという進行で、C7を弾きながら少なくとも意識はFに向かわないといけないのに、C7を弾きながら意識もC7だから、Fの小節や拍(時間)が来ると同時に「おっと!、Fだ」なんて悠長な事言ってたら遅いんだよ。
その辺も最近は意識して取り組んでいるから、ある程度解消されつつはあるが、まだまだ訓練が必要だ。今までも共演者やオーディエンス達に「音が遅い」という印象を与えていたのだろうか。
因みに「音が速い/遅い」とは、フレーズの速さ、テンポの速さ、指の動く速さ、レスポンスの速さの事ではないので、あしからず。
うかうかしていたら年が暮れるぞ!!!!!!