今回のライブを終えて考えた事

システムや既成概念に囚われ過ぎ、というか無意識の内に自らの意思で既成のシステムに取り込まれようとして、その状況に甘んじてたという事が分かった。具体的にはブッキング、ハコ(場所や状況)、電気、ネットでの告知という所か。何事も受け身で「こういうシステムなのだから仕方がない」と、先ずはそこに乗っかってルールを破らないように振る舞っていたのだな。
そもそも楽器を演奏するという行為自体がアナログだし、人に見てもらう機会を得るには誰かにわざわざ足を運んでもらわないといけない。
既存のハコで、そこのルールに則ったブッキングで、当然のようにPAを使用するライブを行う事を、それを手軽にネットで告知が出来る便利な世の中になったのですが、プレイヤーとしてそれでいいのか?便利な物はどんどん利用すれば良い。しかし演奏行為そのものは、ある空間に人が存在しなければ成立しない。そしてプレイヤーはその空間に適した音を出して行かなければならない。
自分の理想を寸分違わず表現する為に場所や設備に拘るのも分かる
だが僕の理想は場所を選ばず演奏を可能にする能力と、経験と、柔軟性を持ったプレイヤーになること。
こんな恵まれた音楽環境の下で、それを活かす事が出来ない自分の甘さを痛感したのでした。まだまだ不足している部分を補って行く必要有りです、早急に。
たくさんの人に自分の演奏を聴いてもらいたいのなら、どんな場所へでも(ライブハウスでなくても、電気が使えない場所でも、の意。その点ギタリストで良かったと思います)自分の足で移動し演奏を聴いてもらう、それだけです。
5000円の経費を掛けて3000円稼ぐ、でもいいじゃないか。でも自腹ゼロだけど集客もゼロ、もしくはカネさえ払えばライブさせてもらえる、という状況は受け入れられない。
話が脱線したり、脈絡がおかしかったりする文章ですが、要は沖縄に在って(別に沖縄でなくても良いけど)ユニークな活動をしていかなければ、たくさんの人に聴いてもらいたい、その為にはどうすべきか?という事を考えさせられた訳です。
※以上は「バンドとして」「その日の演奏内容について」の視点からではなく、あくまで僕個人の音楽活動に対する考えた方です。


終演後早々と店を閉めて、メンバー+αでガストへ行き軽く談笑。みんな有り難う。そしてこれからも宜しく