アタマイタイ

最近手を付け始めたジャズ。取り敢えずブルース進行の代理コードを自分なりにアレンジしたりして。元ロックギタリストゆえ新たなスタイルに挑むとなればとかくスケールやコードのみに走りがちだが、一体何の為にジャズマンへの転身を図ろうとしているのだろうか?
「自分のジャズを探す為」か。
「自分のジャズ」が大袈裟ならば「自分のリズム」でも良い。
前述の通りリズムの観念を念頭に置いて演奏に取り組んだ事が無い。しかしここ半年程、自身の演奏に決定的な何かが足りない事に気付く。何と単調な演奏なのだろう?と。それは何なのか?


ひと月位前、ある人と話していると
「自分のテンポを探している」のだと言う。
その時はその事の意味がよく分からなくてピンと来なかった。しかし頭の隅にいつも残っていて引っ掛かる。
「自分のテンポとは?」


まあそんな事が切っ掛けだった訳です。その考えを具体的に推し進めるある切っ掛けがまた別の機会にあったわけですが、その時はもう目から鱗、青天の霹靂、世紀の大発見と言っても過言ではない程大きな衝撃を受けました。
自分のリズム、間、を探す事。もしかしたら自分のリズム、間を探す為に5年後には民謡歌手に転向しているかも知れない。先の事は分からない。しかし今はジャズにそのヒントが隠れている気がしてならない。居ても立ってもいられない。今手を付けなければ手遅れになりそうな気がする。何十億人目かのジャズマンが大阪に密かに誕生した。


つづく