doopee time

coyanmahexp2006-10-20

奈良県某市のとある本屋さんに入った。その本屋さんでは中古CDと新品CDも販売していてどちらも見て回ったが、はっきり言って中古も新品も大差ない、品揃えの点で。あまり商品が回転していない様子。それでも何か掘り出し物でもあれば、と思い新品の方を物色中、思わず「はっ!」と息を飲む一枚に再会しました。それがヤン冨田プロデュースのdoopeesなのです。このアルバムは10年前、僕がまだ沖縄人だった頃、仲の良かった宮崎出身のHの部屋に行く度に聴いていたアルバムです。当時はHの部屋へ行く度に宅録を強いられ、その後は彼の部屋で焼き肉をし、毎回毎晩の焼き肉が祟りHは肌がカサカサになり、お互いなけなしのカネをはたいてオリオンビール泡盛を浴びる程飲み、そして朝帰りする日々でした。その時によく聴いていたアルバムが件のdoopeesとstereo labでした。僕が故郷を追い出され逃げる様に近畿進出後、金欠に喘いでいた頃、兵庫県某市でサンテレビ放映のあるプログラムを観ていたら、何とオープニングにdoopeesの曲が使われていて、歓喜乱舞した覚えのあるという何ともセンチメンタルでノスタルジックな想い出のある曰く付きのアルバムなのです。それまで何度かこのアルバムを大型CDショップで見かけた事はあるのですが「今度買おう」という、惰性という名の得意技で常に後回しにして来ました。それを忘れかけた頃に、しかも小金を手にした僕の目の前に、しかもこんな僻地(失礼!)で、ひょっこり顔を出すとは中々ニクい。これも縁。迷わず購入。帰りは当然、車のプレイヤーにそのCDを入れ、もう二度と戻らない懐かしい想い出にどっぷりと浸かり溢れる涙を抑える事は到底不可能・・・
まあ、ウソなんですが。やっぱりプレイヤーとしての意識が邪魔をする訳です。ヤン冨田はどういうコンセプトを以てこのアルバムをプロデュースしたのかと。サウンドは、やはり11年前リリースだけあって、シンセやループの使い方が懐かしい。曲はポップだし名曲揃い。フツーに観賞用として面白い。あまり余計な事は詮索しない方がいいのかも。ましてやある意味「古い」アルバムだし。全体を通して聴くとサントラっぽいイメージは受けたが。兎に角ハッピーなのさ!!!!
明日から暫くは、運転中リピートする事になるでしょう。ぶっちゃけ遅ればせながら、「再ハマり中」です