昨日の反省

　これがこのままライブでも充分イケるという確信を得る事が容易い程充実内容の即興演奏。密室にて誰の耳にも届く事無く儚く消え行く名演。自画自賛。自己愛の極み。ただやっぱりギターは下手だったな。弾き続ける事により調子は上向いて来た。しかし曲によっては勢いで弾き切る事は出来ても、メローな曲ではボロが出る。
　でも指は覚えている。左手指はナイロン弦の感触を一日中求めている。指に食い込む感触を。右手はボディの隅々まで叩きたくて仕方が無い。そして声にならない叫びを声高に高らかに体内でフィードバックさせる。オレは詩人かよ。なんてやや自嘲気味に照れ隠しなんかしたりして。括弧笑いなんて加筆したりなんかして。弾き終えた後の左手指のジンジンする感覚が好きなのさ。独ぼっちだったけど想い出に残るいい夜だった、なんて若干の含みを残したりして

　岸和田少年愚連隊〜カオルちゃん最強伝説に田口トモロヲ扮する「倉本」というキャラが居る。もの凄いバカなんだけど憎めない落ちこぼれ三枚目キャラ。そいつ、見れば見る程オレにそっくりなのだ。「憎めない所」が、じゃなくて「バカさ加減、浅はかさ加減」が。モデルはオレ？イヤイヤ・・・こんなバカはいつの時代にもどんな所にも居る・・・それだけの事