難波のジュンク堂にて

coyanmahexp2008-08-29

購入。
MUSICS/大友良英岩波書店
事前情報で「ミュージシャンはステージで何を聴いているのか」というテーマが最も気になっていて、なんならそれだけでも読みたいと思った。即興や音響にカテゴライズされるジャンルでは演奏そのものよりも「聴取」という行為が重要視される場合が多々ある。
音響(ONKYO)はざっくり言えば空気だからレコードに出来ない。しても伝わらない。即興は音が発せられたその瞬間から既にそれは過去のものになる。だからレコーディングに興味が無くなった。
野外での発音とハコ内での発音とではサウンドが異なる事は誰でも知っている事だが、演奏者・非演奏者の発する音の跳ね返りや打ち消し、テクノイズ、PAの有る無し、オーディエンス等々サウンドに与える影響や原因は様々。
自分は何を聴いているだろう?なんて考えながら演奏すると次回から楽しみが増えそうだ。それは演奏の形態によって違うけど。律動?間?空気?和声?前後上下左右、自分と他者、演奏者とオーディエンス、ステージと会場、ハコとハコの外、生音と出音等々・・・。