千葉、稲毛

稲毛CANDYにて歳森　彰，鈴木俊祐　 Piano　Solo＆連弾
といっても実際はテナーとドラム(スネアのみ)も参加してのソロ有り、デュオ有り、トリオ有り、カルテット有りのローテーション式ジャズライブ。まずは鈴木氏のへヴィーソロで幕開け。フレーズもタッチも重たく引きずる様。その後歳森氏の流れる様で一筋縄では行かない、そして僕にとってはポップ(褒めてます)なソロ。歳森さんとは神戸Big Appleでのワークショップで何度かご一緒した仲、というかそこでしか会った事はない。本格的なライブを観るのは初です。
それからは様々な組み合わせでフリーインプロビゼーションやスタンダードのジャズ三昧。ドラムは滅茶苦茶、燻し銀のテナーも絡む。今までジャズのパートの中ではベースとドラムが好きだったのだが、現在テナーがランキング急上昇中。空気を切り裂く様なアルトではなく体の芯から膨張爆発燃焼を繰り返すテナー。体が無意識の内にフレーズと同期しながら伸縮するのが分かった。まるで自身の体内から発せられた音の様。要はプレイヤーが良かったのよ。
因みにジャズギターはあまり好きでない。
CANDYはJAZZ喫茶なのでアナログレコードが高級オーディオで聴ける。演奏前後や途中休憩ではギターものが結構かかっていた。多分パットメセニーデレクとベイリーだった。アコースティックギターのソロは好きなのです。空気までパッケージしてしまう、まさしくエアレコーディング。家の近所にある店だったらな〜、入り浸りたい。
帰りに乗る予定だった終電の一本前の電車を、乗り場間違えて逃してしまったが為に必然的に寿司詰めの終電に押し込まれる。死ぬかと思った。マジで。